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先生、早く縛って
第8章 他の子に触らないで
トイレで話を聞いてしまったのはまだ先週の話だし、そんなはずない……と思うけど。
とにかく離れて欲しい……
先生、あの子に触らないで……!
もうどうなっても構わない……
私は扉に手を掛けた。
するとその時、沙也加ちゃんとキスをする先生がその視線をこちらに向けた。
ドキン……
視線を絡ませる先生……
もしかして私に気付いてる……?
部屋に入ろうとする私を、先生は確かに視線で制していた。さらに沙也加ちゃんの背中に腕を回してシッシッと私を追い払うようにする先生。
見られたく……ないよね。だって今から沙也加ちゃんとも私にしたみたいなことをするんでしょう?
『これからは俺の悦ぶことがお前の悦びになるんだ。たとえどんなことをされても。……そんな風になれるかな?』
そう言ってくれた時は、先生のモノになれって言われたような気がして……すごくうれしかった。