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先生、早く縛って
第11章 お仕置きをはじめよう
「それはそうと一海、結衣ちゃんとはいつから付き合ってるの?」
石塚さんが突然先生に話を振った。
「……まだ一ヶ月くらいだよ」
え……? 今……つ、付き合ってるって……!!!
さっきはただの生徒だって言ってたのに。お友達の前でそんな風に言ってくれたことがうれしくてうれしくて……ニヤニヤしてしまうのが止められない。
石塚さんも何だかうれしそうに先生の肩をポンポンと叩いている。そして「アツアツのお二人さんへ!」とか言いながら曲を入れると、誰もが聞いたことのある、古いラブソングのイントロが流れ始めた。
付き合ってるって言ったら、彼女だよね?
愛奴じゃない……よね?!
石塚さんのなかなか上手な歌声を聴きながら、両手でほっぺを挟み、ついつい上がってしまう口もとを押さえてポワンとしていると……先生の顔が近づいてきた。
「なに嬉しそうな顔してるんだ……調子に乗るんじゃない。石塚があのまま大人しく黙ってる訳がないし、こいつなら問題ないから話しただけだ。……ここで愛奴とか言ったら面倒だろう」
すごく冷ややかな声。