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先生、早く縛って
第11章 お仕置きをはじめよう

「そんな顔するなよ。外では普通にすればいい。……お前のために言ってるんだ」

「私のため……?」

「土曜日も予定通り、いつもの場所に迎えに行くから……な? 学校以外では何も変わらない」

よくわからないけど……先生、優しい顔してる。

「はい……」

「それと……俺はお前を信じてる。お前は俺の愛奴だよな? 俺も……お前を裏切ってはいない。あんなことは……もう二度と起きない。信じられるか?」

神谷くんと沙也加ちゃんのこと……?
ちゃんと考えてくれてたんだ……

真剣な言葉に胸がいっぱいになって、私がコクコクと頷くと……先生はそこで急に表情を変えてニヤリと笑った。

「さて……では本題に移ろうか。今日は何でいきなり会いに来たんだ? もしかして……しばらく会えてなかったからって、勝手に欲情した訳じゃないよな?」

え、こんな話していいの……って、石塚さんのことが気になって見てみたけど、石塚さんはもう次の曲も入れて熱唱している。

先生と私で自由に話してねってことなのかな……先生と石塚さんの間にはあうんの呼吸っていうのがあるみたい。

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