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先生、早く縛って
第2章 愛奴のデート?

助手席のドアを開けると、淡いピンク色のシャツにジーンズというラフな姿の先生がいた。
いつも白衣姿の先生がピンクとか……想像もつかなかったけど、すごく似合ってる!
世界一白衣が似合う人なんじゃないかってずっと思ってたけど、私服もめちゃくちゃ素敵……

そして、シャツから覗く、意外と逞しい腕にも私の胸は高鳴った。
今からやっぱりホテルに……行くのかな……

「おはようございます……お、じゃまします……」

車に乗り込んだ途端に緊張で固まってしまう私。
何から話したら……
もう、意識しすぎだよ~!

そして先生はと言えば、そんな私を何も言わずに見つめている。

シ―――――――ン

どうしよう……やっぱり怒ってるの?

すると、じ―――っと私の顔を見つめていた先生が突然近付いてきた。

これって、キキキ……キス……? 初キスだ……!

急いで目を瞑る私の鼻先をなんだかとてもいい匂いがくすぐるようにかすめる。

あぁ……先生と、ついに……

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