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先生、早く縛って
第2章 愛奴のデート?


無事に問題解決して、ウキウキと更衣室の出口に向かった私。
でも……現実はそんなに甘くはなかった。

「立松、それはなんだ?」

サングラスを掛けた先生の顔は、私の身体をすっぽり隠す大きなバスタオルに向けられている。

「えっと……そこで、あの……かわいいタオルが売ってて……」

「……そうかそうか……ありがとうな。俺のために買ってきてくれたんだな? 」

そう言って、手を差し出しながらニッコリと笑う先生……
サングラスの向こう側の瞳はハッキリとは見えないけど……それでもその目は本当に本当に怖かった。

え~っ……店員さんに間近で見られるのを耐えながらやっと買ってきたのに。

それなのに……
すごく嫌なのに……
私は黙ってタオルを差し出していた。

当然のようにタオルを受け取り、並んで歩き出した先生を改めて見ると、小さなビニール製のバッグを持ち、黒いトランクス型の水着を着ている。

化学の先生っていう職業柄か色はちょっと白いけど、先生の引き締まったお腹とか二の腕がすごくセクシーで……なんだかすごくドキドキしちゃう。

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