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先生、早く縛って
第22章 指定席の女


第22章 指定席の女


 紅血が一条流れ落ちた……
接吻しようとした私の唇をヴィオラがその小さな歯牙で咬んだのだ。
「……何が不満だ……お前は何を求める?」
「……私に自由を。ご主人様のもとを離れる自由を下さい」


小説「愛奴隷」より

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