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先生、早く縛って
第24章 愛の才能
その瞬間になると、まるでスイッチが入ったかのように蓉子は俺の奴隷へと変わる。
もっとも普段から……例えばたまに会えない週末があったりすると、蓉子は寂しいと言ってまるで少女のように俺に甘えてくるようになっていた。
窓の外を見ると、住宅街から少し離れた、薄暗いその場所に……白い宮殿みたいな建物がぼんやりと浮かび上がっている。
「こんな場所、あったかな……」
「半年ぐらい前にできたらしいの。だから人気があって、予約できたのも狭い部屋なの」
軽自動車はガレージのようになった駐車場をゆっくりと走り、目的の部屋の前に駐車した。
利用する部屋の前に駐車するシステムなんだな……
その駐車スペースには、何か異様な器具のようなものが写った部屋の内部の写真が貼ってあった。
「で、蓉子はどうしても俺をここに連れてきたかったわけだ」