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先生、早く縛って
第24章 愛の才能

なかなかそそられる光景だった。

蓉子の足もとに立つと、履いていた短めのタイトスカートが持ち上がり、紐で結ぶタイプのショーツが丸見えだ。

その紐を引くと露わになる蓉子の女性器は当たり前のように濡れ光っている。

あぁ、早く突き入れたい。

俺がいきり立ったモノを挿入しようとした、その時。

「そこに、鞭があるの……」

そう蓉子は言った。

蓉子との関係の中で俺は自らの嗜好についてあることに気付いていた。

嗜虐的なことが好きだとは言っても、女性が痛みに苦しむ姿には興味が持てない。

SMと言えば鞭や蝋燭、緊縛……そういったイメージを持ってはいたが、嗜好は人それぞれなのだ。

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