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先生、早く縛って
第25章 変態王子?!

「あ、一海~聞いてくれよ。またなんだよ。また、彼女とヤバイ雰囲気らんらよな……」

翌日、俺は石塚と居酒屋で酒を飲んでいた。
酒があまり強くない石塚は、たこ焼きにサイコロステーキ、チャーハンに唐揚げと……がっつりしたメニューを雑多に食べている。
それでもビール一杯で少し酔っているようだ。

今は専門学校に行っている石塚も、来春からもう社会に出て美容師として働くことが決まっている。
もう社会人になるっていうのに……こいつは相変わらず子供みたいに食っているか喋っているかだな。
いや、今日も食いながら喋っているが……

「またかよ……で? 今回は何て言われたんだ?」

「優し過ぎてつまんにゃいって……酷いだろ? 優しさのどこがいけないってんだ……なぁ、どうひたらいいと思う?」

悩んだ顔を見せながらも石塚は卵焼きを口に放り込む。

「まだそんなこと言ってるのかよ……」

呆れ顔の俺を見て、石塚はかなり不満そうだ。

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