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先生、早く縛って
第33章 歪んだ世界

「イヤッ……やめて……!」
抵抗しようとしたけれど、男の人の力には敵わない。
私は何人かに担ぎ上げられお座敷の上に投げ出されていた。
怖くて、恥ずかしくて……助けを求めるように沙也加ちゃんを見上げると、この場に似合わない……びっくりするぐらいかわいらしい笑顔でこう言った。
「藤川さん、早くヤッちゃってよ……こんな淫乱女!」
信じられなかった。
いくらなんでもそんなこと……沙也加ちゃんがそんなこと……言うなんて。
その言葉を受けて藤川がアゴで合図をすると、ガタンガタンと音を立てて椅子が倒れる音がする。そして残りの人たちもみんなお座敷に上がってきて私の周りは怖い男の人たちでいっぱいになっていた。
「キャーッ!」
自然と声が出たけど、怖くて……その悲鳴も喉に張り付いた感じで大きくは出せない。身体も……上手く動かせない。

