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先生、早く縛って
第33章 歪んだ世界

どうして? どうしてこんなこと……沙也加ちゃんは初めからそのつもりで私を呼んだの?
コートを剥ぎ取られ、色々な方向から手が伸びてくる。
石塚さんの言った通りだった……来たらいけなかったんだ……
逃げようともがくけど……少し身体が自由になっても、男の人は大勢ですぐに捕まってしまう。
「キャーッ! イヤッ……ヤダッ!」
私は畳みに這いつくばっていつの間にか泣いていた。
そして最後には足を引っ張られズルズルと壁際まで移動させられ……手首と足首をそれぞれ何人もの手で広げた形で押さえつけられてしまう。壁に寄り掛かるようにして座らされ、スカートは上まで捲れあがった状態だ。
そこを覗き込むように見ながら手を伸ばしてくる藤川……
な、殴られちゃう!
そう思って身をすくめたけど、藤川は私の顎を掴みクイッと上げただけだった。

