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先生、早く縛って
第35章 大人の階段

10分ぐらい経っただろうか……そこへ石塚さんが戻ってきて、呆然としている私の手を引いて部屋を出ようとした。

「沙也加ちゃん、学校で会おうね……」

最後にそれだけ……伝えることができた。
他にも言わなくてはと思っていたことはいっぱいあった。

先生のこと、沙也加ちゃんの身体のこと。なのに実際に沙也加ちゃんの姿を見たら何もいえなくなってしまった……

そして部屋を出てドアを閉めようとしたその時、中から沙也加ちゃんの声がした。

「石塚さん……ありがとう。結衣も……ごめん」

私は涙が止まらなかった。
それが今の沙也加ちゃんに言える精一杯だったんだ。それでも沙也加ちゃんは口にしてくれた。私も言えなかった事はいっぱいあるけど……精一杯のことは伝えられた。

来て良かった……自分にとっても、沙也加ちゃんにとっても。

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