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先生、早く縛って
第38章 先生、早く縛って

もんもんとしながらシャワーを浴びていると、勝手に期待してしまう私の身体が溢れ出してしまって止まらない。
汚れは落としたので、それ以上はもう諦めて外に出ると……タンスの上にさっきは気付かなかった白い絹のガウンが置いてあるのに気が付いた。
部屋着は持ってきているけど、これを着てもいいっていうことかな?
……私はそのガウンに手を伸ばしながらある決心を固めていた。
「先生……」
リビングに戻ると、先生はラフな白いシャツに着替え、こちらを向いてソファーに座っている。そして、サイドテーブルの上に置かれた〝愛奴隷〟の表紙を眺めていた。
小さな顔、少し伸びた前髪、それは日に溶けるほど柔らかで……そしてその薄くて形の良い唇が私の名前を呼んでくれる。
「……結衣」
私は……素肌にガウンだけを着て先生の前に立っていた。

