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先生、早く縛って
第38章 先生、早く縛って

「今思えば……初めて結衣が気持ちを伝えてくれた時に、何か確信めいたものを感じたのかもしれない……いけないことだと思っても止められなかった」
先生が静かにそう言いながら、肩に掛かったガウンに手を伸ばす。
そしてガウンが足もとに落ちる瞬間……私は後ろで握りしめていた紅いロープを先生に差し出した。
「私は、先生のもの……だから私の心も、身体も、時間も……全部を……」
もう、後悔しない。
「先生、早く縛って……」
私の身体は先生の腕の中にあっという間に包まれていた。
「結衣っ…………」
「せっ……先生……ううっ……」
会いたかった……会いたかった……!
ずっとこうして欲しかったの……

