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先生、早く縛って
第6章 溢れる想いを伝えたい

……私がオナニーし始めたのは、中学生だったお兄ちゃんが一冊だけ隠し持っていたSM雑誌を偶然見つけてしまったことがきっかけで。

初めに見たのは、縄で縛られた女の人がおっぱいを出してこちらを見ている表紙だけ。びっくりしてすぐに自分の部屋に戻ったけれど、私は胸のドキドキが治まらなくて……

そして、キュンキュンと変な感じがしてきたおまたの間に手を伸ばすと、そこは何だかビショビショしていて、その辺りをこするとびっくりするぐらい気持ちよくなった。

その時はまだそれがオナニーだということは知らなかったけど……両親やお兄ちゃんに知られたらいけないことだとはなんとなく思っていた。

今思えばその本はボロボロで、拾ったか誰かからもらったかしたものなのかもしれない。私はその一冊の雑誌を、お兄ちゃんの部屋で何度も盗み見ては、自分の部屋で思い出してアソコを触るということを繰り返していた。

お兄ちゃんが高校に入り、私も中学生になると……お兄ちゃんの帰りが遅くなったのをいいことに、部屋から雑誌を持ち出して、自分の部屋でじっくり読むようになった。

その頃にはもうオナニーの意味も知っていたし、雑誌もたまに真新しい号が増えるようになってきて……

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