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先生、早く縛って
第6章 溢れる想いを伝えたい
ス、ストーカー? 私が? あの?!
なんか、すごくショックだ……
「うーん……俺、なんかもう、なんて言っていいかわかんねえや」
「もうっ! 神谷がそんなだから結衣がいつまで経っても……」
「はぁ?! な、なんで俺が……」
里美ちゃんと神谷くんが訳の分からないバトルをしてる間、私はフォルダーいっぱいに入った先生の写真をボーっと眺めていた。
好きだから……もっと近くに行きたいとは思うけど。でも、好きな気持だけで、毎日顔を見れるだけで、十分幸せと言う気持ちもどこかであって……
ううん。やっぱり私はただ怖かっただけかもしれない……だって片思いと失恋は違う。
「あのね、結衣。結衣が楽しそうに片思いしてるから、私はそれでいいと思ってたの。でも最近……痛々しいっていうか。いや、結衣が痛い子だって言ってる訳じゃないんだよ?」
「言ってるようなもんじゃねえか」
と呟く神谷くんを、里美ちゃんは肘で小突く。