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覚性
第5章 想望
それから何日か、小帆里は快活に過ごす事が出来た 澄子に出会うまでは、どこか落ち着かない毎日だった しかし、今は晴々とした気分だった 授業中でも集中しているし、友達とも楽しく遊んでいる

やはりどこかおかしかったのだ ずっと何かに囚われているような感覚があった 今では体調も良く、以前のように勃起し続けるという事もなくなった 学校から帰る時も真っ直ぐに家に帰れるようになった 周囲に対しての後ろめたい気持ちが消えた 人に言えない悩みと言うのは苦しかったのかもしれない

澄子に出会えた事は小帆里にとって幸運だったと言ってもいいだろう あれからペニスが勃起して困るという事もない あの公園で澄子に治し方を教えて貰ってから、1度もペニスが固くなった事は全くなかった 澄子とは連絡先を交換し、困った事があれば連絡をする事になっていた 他にも幾つか約束を交わして、澄子とは別れた

放課後の学校で友達と夕方までドッジボールや鬼ごっこをしてクタクタになるまで遊んだ 遊んでる時にふと、澄子と出会った日の事を思い出した 澄子に教えて貰った「オナニー」 あんな事をしてるのはこの中で自分だけなのだろうと思うと、恥ずかしいような気にもなる 「オナニー」はまるでTVゲームの隠しコマンドみたいだった 自分の体にあんな秘密が隠されてるなんて、大きな驚きだった そんな事を考えてながら友達と遊んでいると、今度は自分だけが特別に思えてくる

夕方になると家の近くまで友達と一緒に帰った 自宅に帰ると母親が料理をしているのが匂いで分かる 母親と一緒に夕飯を食べ、今でくつろぎながらTVを見る その後に学校の宿題をして、風呂に入る ドライヤーで髪を乾かし、ラジオを聴きながら翌日の準備をして、ベッドに入ったら漫画を読んで眠くなったら電気を消した 小帆里は目を閉じてしばらくすると、うとうとしながら澄子の事を考え始めた 連絡先は交換したが電話もメールもしていなかった 次に澄子と会うのはいつになるだろうか

年が離れていた 本来なら知り合う事もなかっただろう 出会ったのは偶然だった 魅力的な女性だと澄子は思った 最初は少し怖い人かと思ったけど、小帆里を助けてくれた 小帆里には兄弟がいないが、姉とはあのような感じかと思う (困った事が無くても連絡してみようかな…) そんな事を考えながら、澄子は眠りに就いた
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