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覚性
第5章 想望
澄子は、まともな精神状態では無かった 授業も耳に入らず、ただ黒板の内容をノートに書き写しているだけだった ペニスはずっと勃起したままで、人に気付かれない様にするのに苦心していた 担任に体調が悪いと告げ、保健室で横になっていた

射精をしないまま、十日以上が経っていた これだけ自慰の間隔が空いたのは初めてだった 本当は一週間、自慰を我慢したら射精できる筈だった しかし、出会ってしまった

澄子は小帆里を見た瞬間、最高の快感を思い描いた いつも通り射精するのではなく、この少女にも射精を我慢させてから自分も一緒に射精した方が、より強い快感が得られるのではないか そう閃いた瞬間、澄子は予定の射精を中止した まず小帆里に射精の、自慰の快感を教え、その上で自慰を禁止した そして、連絡先を教えたのだ 小帆里の性的な欲求が高まれば、きっと澄子に連絡をくれるだろうと期待して

もしかしたら、小帆里は澄子に連絡をせず、1人で自慰に興じるかもしれない そうなったら小帆里とは縁が無かったと思うことにした しかし澄子には、漠然と小帆里から連絡が来るような予感があった 一週間待ってみよう、澄子はそう考えていた

小帆里は可愛らしく、性的な魅力に満ちていた 長い手足に白い肌、幼くも小さく膨らみ始めた乳房、尻、ペニス
美しい声、髪、声、快楽に歪んだ笑顔 それらを思い出すと、澄子は一層、押さえ付けている性欲が、体の中で暴れだしそうになるのを感じた 自慰に耽る小帆里の高い媚声が、頭の中に蘇る 澄子の体の隅々まで、熱く濁ったような流れが駆け巡る ベッドで横になっているだけなのに体が熱く、吐く息すら熱を持っていた 視界は薄く黄色い靄がかかった状態で、すぐ側に置いてある自分の鞄も遠くにある様に感じた

澄子は午後の授業を欠席する事を担任に告げ、学校を早退した 歩くたびに左右の尻が擦れ、ペニスだけで無く肛門が固くなっているのが分かる 澄子は家には向かわずに、とある場所を目指した 澄子は今すぐ自慰をして、ペニスを揉み抜いて射精したいという気持ちを必死に堪えた
絶対に小帆里から連絡は来る それまでは何としても気を紛らわせないとならない その為の手段を考えていた また、隣町まで行って、露出をするしかないと思った その為に少し変わった目的地を選んだのだった
澄子は携帯の着信履歴を参照した 連絡はまだ、無かった
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