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第23章 一雫の秘蜜

撥春はあいりの唇をペロリと舌で濡らすと、視線を残したまま秘唇を舐め上げた。

「ひゃ、あっ…あっ、んっ」

舌を上下に往復させるたびに蜜が溢れ、ショーツを湿らせていく。

役目を果たさない薄い布は、撥春の手でスルリと抜き取られた。

外気と陽の射す部屋に晒されただけでそこはひくひくとより強い刺激を求めて疼いてしまう。

「トロトロだ…欲しいの？」

こくんと頷くあいりを満足気に見つめると、指を挿し入れた。

「ああっ…！」

節くれだった撥春の指が中をぐるりと掻き回す。

空いてる手で秘花の上に覗く赤い花芽を摘んだ。

「ぃっ…や…ああっ！」

ぬるついた指先で逃げていく花芽をくりくりと摘み上げると、あいりの身体を電気が走るようにびくびくと痙攣した。

「だ…めっ…それ…ぃやあ…」

「いや、じゃないだろ？悦いだろ？嘘はダメだよ」

不安定な場所で痙攣する身体をなんとか支える。

「もっと欲しいよな？」

指は二本に増やされ、より激しく中を擦り上げていく。

「ああんっ！も、そこ…掻き混ぜ…な…で…」

「ここ、好きでしょ？」

くっと指先を曲げてあいりの良いところを撫で上げると、声にならない嬌声と共にあいりの身体が硬直し、すぐに脱力した。