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秘蜜に濡れて
第23章 一雫の秘蜜
「ちゃんと達くって言わなきゃいけないよ?」

はあはあと荒い呼吸のままあいりはずるりとカウンターから落ちそうになるのを抱きとめた。

腰に纏わり付いていたワンピースをその場に落とすと、ブラも外し、産まれたままのあいりを寝室に運んだ。

ここも陽の光で白いシーツが反射する程眩しかった。

あいりをベッドに横たわらせると、撥春はTシャツを脱ぎ捨てる。

いつ見てもしなやかな筋肉を纏った肢体にあいりは思わず見惚れてしまう。

あいりは半身を起こして撥春のベルトに手を掛けた。

カチャカチャと音を立ててそれを外し、ズボンと一緒にパンツを脱がせた。

撥春のそれは既に勃ち上がっていた。

あいりはそっとその鈴口にキスをする。

「…っは…」

舌を出し、淫幹に沿って這わせるとくぐもった声が撥春から零れた。

両手で包みながら、根元から尖先まで。

雁首を舐め回しながら、掌で擦り上げる。

「あ、いり…咥えて…」

言う通りに口腔へと誘う。

喉の奥まで頬張ると、切っ先が喉の奥を刺激し、その苦しさに涙が浮かぶ。

撥春はきゅっと締める喉の刺激に思わず腰を引いた。

「…ふっ…ぅうん…」

懸命に舌を使い、唇で陰茎を摩ると口の端からぽたぼた
と唾液が雫を落とした。

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