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秘蜜に濡れて
第5章 purple line
くたりと脱力したあいり。

指をぬくとトロリと蜜が溢れた。

撥春はジーンズとボクサーパンツを脱ぎ捨てると、あいりの耳を舌でなぞった。

「あいり」

ぼんやり目を開けたあいりは恥ずかしそうに視線を外す。

「あいり、ごめん、優しくしたいけど…」

薄いゴムを被せた撥春の猛りがあいりの秘唇に当てられる。

十二分に反り立った撥春のそれは、秘裂を何度も行き来する。

「…も…して…」

「…はっ…な、に…?」

「…も、う…入れて…ほ…しぃ…」

撥春は目を見開いて、ぐっと腰を突き進めた。

「——ああぁ!!」

ぎゅうっとあいりの中が撥春を締め付けた。

「っく…あ、いり…キツ、いっ…!」

激しい律動に、あいりは顎を上げ、背中を仰け反らせる。

その顎の下に撥春はキスを落とす。

「あいりっ…!」

「…はっ…つ…は……っん!ああっ…も、だめ…!!」

きゅうきゅうと撥春を締め上げて、その時を迎えようとしていた。

「……っ…イ、くっ…!!」


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