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秘蜜に濡れて
第7章 夢から醒めたら
食事は和やかに進んだ。
「夢、みたいです」
「夢?」
「伊坂さんが目の前にいて…二人きりなんですよ?どれだけのファンがこんな状況を夢見てるかと思うと」
あいりは頬杖をついて、夢現を語る。
「あいりが初めてなんだ」
「え?」
「追い掛けて…怜二の家に呼んだのも、真たちに会わせて周りから固めたのも、食事を作って喜ばせたいと思ったのも…
だから、もし今が夢だと言うなら、早く醒めてほしい」
後片付けを済ませると手を拭き、キッチンを出る。
「シャワー先に使う?」
「お先にどうぞ」
「…一緒に入る?」
「ええ?!…ぃえ…あの…後で…」
「一緒は、いや?」
「いやじゃないですっ!…けど…その…まだ…」
耳を赤くしてしどろもどろに言葉を繋ぐ。
撥春はあいりの頭をぽんぽんと撫でるとバスルームへと消えて行った。
「夢、みたいです」
「夢?」
「伊坂さんが目の前にいて…二人きりなんですよ?どれだけのファンがこんな状況を夢見てるかと思うと」
あいりは頬杖をついて、夢現を語る。
「あいりが初めてなんだ」
「え?」
「追い掛けて…怜二の家に呼んだのも、真たちに会わせて周りから固めたのも、食事を作って喜ばせたいと思ったのも…
だから、もし今が夢だと言うなら、早く醒めてほしい」
後片付けを済ませると手を拭き、キッチンを出る。
「シャワー先に使う?」
「お先にどうぞ」
「…一緒に入る?」
「ええ?!…ぃえ…あの…後で…」
「一緒は、いや?」
「いやじゃないですっ!…けど…その…まだ…」
耳を赤くしてしどろもどろに言葉を繋ぐ。
撥春はあいりの頭をぽんぽんと撫でるとバスルームへと消えて行った。