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秘蜜に濡れて
第9章 BLIND
「撥春さ…仕事、は?」

「逃げる理由?今日は午後から」

耳朶をなぞられると、背中が粟立つ。

「ここ…明るい…」

如何にか場所を変えようとするあいりの提案にも、撥春の手は太腿を撫で、丸く引き締まったお尻触れる。

「うん、あいりの事よく見える」

撥春の声は芯に響く。

「…恥ずかし…」

「うん、恥ずかしがるあいりを見たい」

昨夜聞いた甘い声が疼きを甦らせる。

とろりと蜜が溢れるのを感じて急いで脚を閉じるとふらりと体勢が崩れて、ソファーの背凭れを両手で掴んだ。

「あいり、今自分がどんな格好してるかわかってる?」

「え…?」

ソファーに両手を突っ張って、背後には撥春。

振り向いた分だけシャツが引き上げられ、お尻が覗いている。

「っ!!」

隠そうとした手は撥春に捕らえられる。

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