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カノジョ
第7章 こんなカノジョ《再々》
 
【真希 View】

「ん?」

 何だか男子の方が騒がしい。

「終わったのか?」

「は、はいっ」

 誰か連れて行かれた。

「しーんじーてーっ」

 暑さでやられちゃったのかもしれない。

 汗ばむくらいに気温も上がってる。

 グラウンドを五周した真希も、体操服が肌に貼り付いて気持ち悪い。

「ほら、何処見てるっ」

「あっ。すみませんっ」

 何だかアンズ先生のチェックが厳しい。

 男口調なのが拍車を掛けてる感じ。

 何時もとはちょっと違うアンズ先生に、思わず萎縮する。

 ジーッと見下ろされる視線に、体操服の裾を両手できゅっと掴んで俯く。

 伸びた体操服が、おっぱいを浮かび上がらせる。

「あっ………」

 乳首までクッキリ。

 いつ、キャミソール脱いだか覚えていない。

 いないけど、体操服の下は素肌なのは確か。

「……今日は着替えて見学な」

「はぁい………」

 思い切りアンズ先生にバレてた。
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