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カノジョ
第7章 こんなカノジョ《再々》
 
 比較的暖かくても、一日中ノーパンだったからかもしれない。

 だからかもしれないけど………

「…トイレ……行きたい………」

 このいきなりの尿意。

 まるで、真希がスカトロなんて想像したのを狙っていたかの様な、絶妙なタイミングで尿意が襲ってきた。

 まだ、家までは距離がある。

 既にトイレがある公園は通り過ぎていた。

 公園まで引き返すには微妙な距離。

 かと言って、家までの距離も微妙。

 思わず内股。

 太腿が擦れ合う。

 だからって、治まる訳も無かった。

 やはり、意識すればする程、強くなっていく尿意。

 歩く速さも遅くなっていく。

 いくら露出に目覚めたマゾ女でも、通学路の道端で放尿は出来ない。

 出来ないけど、我慢も出来ない。

「う…うぅ………」

 思わず唸るのも仕方ない。

 取り敢えず、前に進むしか無い。

 額に汗が滲んできた。

 一歩一歩踏み出す衝撃が、脚から膀胱へと伝わってくる。

 その内、額だけじゃ無く、カラダ中に汗が滲んできた。

 ヤバい。
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