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カノジョ
第8章 あんなカノジョ《再々》
ポニーテールにした長い艶やかな黒髪を揺らしながら、息を切らす事も無く軽やかに走る杏子。
鎖骨や肩を露わにした白いタンクトップに、艶めかしい太腿が露わな薄い水色のホットパンツ姿。
走る衝撃に胸がバインバインと弾み、持ち上げられたタンクトップの裾からヘソを覗かせて走る。
「やっぱ…体を動かすのが一番だよなぁ」
緑が多い公園の爽やかな空気に、気持ちも軽やかになっていく。
たまに擦れ違うのは、早朝の散歩を日課にしている年配の人達くらい。
サラシを巻く必要も無い胸の解放感もあって、杏子は軽快に久しぶりのジョギングを楽しんだ。
ヘソやキュッと括れたウエストなど、健康的な小麦色の肌を惜しみなく晒しながら走り続ける杏子。
深い谷間を晒し、撓わな胸を豪快に弾ませている姿を、たまに擦れ違う人は足を止めて見送るだけだった。
「はぁっ…はぁっ……なかなか…走れるモンだな…」