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カノジョ
第2章 あんなカノジョ
ゆっくりと体を起こし、胸元から白いワイシャツのボタンを外していく。
細い首からクッキリと浮かび上がる肩甲骨が露わと成り、煌々と部屋を照らす電灯の元でワイシャツが杏子の体から脱げ落ちた。
「結局…アタシも…あの家系のオンナ…なんだよねぇ…」
見下ろす視線に映るのは、柔肉をギュッと寄せて形成されている深い谷間。
何重にも白いサラシで押さえ付けられている小麦色の胸は、その状態で有りながらも人並み以上のボリューム感。
「こんな脂肪の塊…何処が良いんだか…」
世の貧乳に悩む女性陣を敵に回し、おっぱい星人である男性陣から反発を食らいそうな発言を溢しながら、杏子はゆっくりとサラシを解いていった。
…でも……
…悪くは…無いんだよ…
直ぐ様発言を裏返した杏子。
「…ん…はぁ……」
キツく締め付けられた解放感から、思わず熱さを帯びた吐息を洩らす。
ボヨンと擬音が聞こえそうな程に弾む爆乳が、明るい光の中に露わになった。
押さえ付けられてうっすらと汗ばんだ、きめ細やかな肌が艶めかしい光沢を見せる。
小さな三角形の白い日焼けの跡が残る爆乳には、五百円玉大の軽く沈色した乳輪に小指の先程の乳首。
「やっぱ…あの二人と…アタシも…一緒……」
細くしなやかな白魚の様な両手の指を胸の柔肉に埋めさせ、重みのある爆乳を持ち上げて熱い視線を落とす。
「んはぁ……いつも…こんな事………」
解放感からとは違う熱い吐息を吐き出しながら、杏子はベッドから立ち上がった。
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