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カノジョ
第3章 そんなカノジョ
「…で、暫くは居るのぉ?」
「う、うん。数日はこっちに…」
人気の無い畦道を並んで歩く。
恭子はザルに乗せた山積みの野菜を崩す事も無く、微笑みを絶やさないで口を開け続けていた。
…さっきより近いと…
…迫力も一段と…
隣を歩くケイの視線は、相変わらずチラチラと恭子の胸元へと向いていた。
数年振りに並べば、恭子の頭頂部はケイの肩ほどまでしかない身長差になっていた。
…縦に成長しなかった分…全部あそこに…
高い位置から見下ろせば、恭子の爆乳が歩く度にブルンブルンと揺れる。
柔らかそうな肉で形成されている谷間が男としての本能を揺さぶってくる。
…恭子姉をそんな目で見ちゃイケないんだろけど…
…イケないんだろけどさぁぁぁ…
数歩下がれば、太腿が眩しいショートパンツに包まれた尻に目を奪われる。
丸みを帯びた尻をプリンプリンと揺らして歩く様は、深い谷間を見せる胸元と相俟って、男を誘っているとしか思えなくなってくる。
…でも…昔からこうだったよなぁ…
ある程度発育が良かった数年前も、恭子は自身の体の発育の良さを意識せずに肌を露わにしていた。
まだ幼かったケイも気にする事も無かったが、数年経てば違ってくるのも当然だった。
…何でこんなワガママボディになっちゃってんだよぉぉっ…
恭子を見れば見るほど、本能が揺さぶられてくる。
「…て、またぼぉっとしてるぅ。歩きながらぼぉっとしてたら……あらあらぁ……」
不意にケイの顔を覗き込んだ恭子だったが、次の瞬間には間延びした声を洩らしたのだった。