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カノジョ
第3章 そんなカノジョ
 
 ハッと意識を取り戻したケイは、次の瞬間には目を丸くさせる。

 視界に飛び込む、ショートパンツに包まれた恭子の丸い尻。

 恭子は器用にザルの上に残った野菜を抱えながらも、落とした野菜を拾い上げようと腰を曲げていた。

 クッキリと形が浮かぶ尻を突き出す体勢。

 白いタンクトップの裾が開け、キュッと締まったウエストは疎か、爆乳の下部分さえ覗けている始末。

「あらあらぁ…もぉ……」

 そんなあられも無い姿になっていても、恭子は間延びした口調で言葉を吐き出しながら野菜を拾い続けていた。


…もう…誘ってるとしか思えないんだけどぉっ…


 プリンッとした尻に柔らかそうな下乳。

 駄目だと思いながらもケイは視線を外せる訳も無く、更には下半身へと血液を集めていた。

 野菜を拾う度に、ムチムチした太腿を露わにしたショートパンツの尻がプリプリと揺れる。

 腕が動けば、タユンと重量感のある胸が弾む。

 駄目だと分かっていても、男の本能が血液を下半身へと集めていった。


…これはもう…良いよな…
…我慢したよ…俺……


 煽情的な恭子の肢体を前にして、ケイの理性も飛びかけていった時だった。

「あらあらぁ……これじゃあ………」

 拾い上げた野菜を手にケイへと微笑みかけた恭子。

 続けられた言葉はケイの耳に届いていなかった。


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