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カノジョ
第1章 こんなカノジョ
…昨日も……二回……いや…三回か……ヤったばっかだよな………
周りを注意しながらも、助手席に座る真希の体をチラチラと盗み見る。
薄いキャミソールの生地を此れ見よがしに盛り上げている豊満な胸。
短いスカートから伸びた肉付きも形も良い、スラリとした長い脚。
昨夜の長時間に渡るセックスの影響で僅かに腰に違和感を覚えながらも、男は小柄な体躯でありながら肉感的な真希から視線を外せない。
…こんなスケベな体が相手で…頑張らない訳ないよなぁ………
…ましてや…無意識か分からねぇけど…スイッチ入ると………
「……て………だから………」
…普段は可愛らしいトコもあるし………
…彼女としては良い女だよなぁ………
「……って…聞いてるのっ!?」
「…えっ!? あ、いや………」
視線を前に向けていても、真希が頬を膨らませているのが分かる。
聞いていなかったと言えば、更に不機嫌が増していくのは分かっていただけに、男は言葉を詰まらせた。
「どうせ、まぁた影人【カゲト】は変な妄想してたんでしょ?」
ジトーッとした視線を感じ、影人は苦笑を浮かべるしかなかった。
「だ、だから…あのねっ………」
一向に話が進まない事に、真希は顔を赤く染めて意を決して言葉を吐き出した。
「きょ、今日も……え、えっち………しない?」
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