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カノジョ
第1章 こんなカノジョ
 
「…で…こうなる…と……」

「た、確かにえっちしたいって言ったのは真希だけど……だ、だからって………」

 真希の整った顔立ちが羞恥に赤く染まり潤んだ瞳を向けられると、影人の薄い笑みは濃くなっていく。

「昨日も散々ヤったじゃん?
 まだ一日も経ってないのに、真希ってそんなスケベだったっけ?」

「だ、だからぁ………」

 腰の違和感に時折顔を歪めながらも、影人は困惑する真希の表情を見て感情を昂らせていく。

「ビンボー学生なんだからさぁ……。毎回毎回良いトコなんて行けないって」

「だ、だからって…ね………」

 立ち尽くす真希。

 胸の前でギュッと両手を組んで見上げる様は、両腕で撓わな胸をひしゃがせて、一段と胸元に深い谷間を作って影人の肉欲を無意識に募らせる。


…あれだけヤっても…
…あの柔らかいおっぱい…見たら………


 ギュッと押し寄せられた、Iカップの爆乳が形成する谷間。

 柔らかい感触を何度も味わっていながらも、白い柔肌が織り成す煽情的な光景を前に、影人は下半身へと血液が集まっていくのを実感していた。

「ほら、真希がヤりたいって言ったんだからさぁ」

 ニヤニヤと笑みを浮かべて意地悪く言葉を吐き出している事に影人自身が驚きながらも、困惑し続ける真希の姿に言葉が止まらなかった。

「場所なんて、スケベな真希には関係ないだろぉ?」

「で、でもぉっ……こんな…トコ………」
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