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カノジョ
第4章 こんなカノジョ《再》
 
 何時もの様に、股下数センチ程度のマイクロミニ。

 脚が長く見えるその生地の長さは、痴漢からすれば良い獲物だったのかもしれない。

 最初から剥き出しの太腿。

 触れるか触れないかの微妙なタッチ。

 上から下へ、下から上へと真希の太腿を撫でてくる。

 裾が軽く捲れれば、更に外気をお尻に感じる。

 でも、それ以上は上がってこない。

 再び膝ウラの方へと向かっていく感触。


…んもぅ…絶対…突き出してや………


「…んんっ……」

 好き勝手に何時までも触られる訳にはいかない。

 分かってはいた。

 分かっては居るのに、カラダが強張って動かない。

 頭の何処かで恐怖を覚えていたのかもしれない。

 何時も露出度の高い姿。

 イヤらしい視線を何度も感じていた。

 それでも、襲われたりなんて事は無かった。

 無かったからこそ、何処かで安全なんだと慢心していたのかもしれない。


…だから…あんな広場でも…
…あんな……イヤらしい…事……
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