この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
きみに鎖を
第1章 ー
♢♦︎♢♦︎
「...、....」
ぴくり、まぶたが動きゆっくりと黒い瞳が顔をだす。
彼女ーーーレナ、は寝起き特有の気怠さのほかに頭痛を感じ、眉をひそめた。
(昨日...えぇと、そう、カラオケに....違う。騙されて...ほんとは合コンで....?それで、...なんだっけ...?)
まったく覚えていない。と、そのとき違和感を感じた。薄汚れたぼろアパートの天井ではなく、綺麗な見覚えのない天井。そういえばシーツも違う。慌てて起き上がると、そこには。
「...なに、ここ...?」