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きみに鎖を
第3章 ーーー
ちぅ、とレナの柔らかい下唇を吸い、リップ音を響かせて離れた男は
「おはよう、レナ」
そう、極上の顔に柔らかい笑みを浮かべ囁いたのだった。
「〜〜っ」
なんでったってこの男はこんなにも美しいのだろう。
いくら軟禁され、無理やり抱かれ、不可解な状況だとしても、
この男の完成された美しさはどうしようもない事実であって。
「ほら、おはようは?」
「........おはようございます」
不覚にもときめいてしまった自分の薄情な心臓。冗談じゃないーーーそう言い聞かせながら、重たい腰を持ち上げて....
とろり、なにかが零れる感触。
(ーーーえ...? んなっ!?)
ちらりと目をやった先には。
膣口から溢れ出た白濁の液体....
「やぁ...っ」
「ん?....あぁ、溢れた?悪い、昨日は中で出してしまった」
あまりの厭らしい光景に瞬時に赤くなったレナに、申し訳なさそうに謝る男。
ふるふると震える身体を、なんの迷いもなく持ち上げた男はそのままバスルームへ行き、
ショックに固まるレナに口付けながら昨夜の行為の名残を長い指で搔き出し、ついでと言わんばかりにその細い身体を清めた。