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きみに鎖を
第3章 ーーー



一瞬キョトンとした男だったが、すぐに笑顔になり。


「そうか」



やけに嬉しそうに、レナに口付けた。
最初は軽く触れ合っていたキスは、徐々に深くなっていく。


「...んぅ....ふっ...」


「もっと舌だせ」



ねっとりと絡みつく熱い肉厚な舌。擽るように舌を撫でられると身体がぴくぴくと反応して。



(今日もするのかな...私ってほんと、この人の性欲処理のために連れてこられた.....んだよね。やっぱり契約、失敗だったな...あーあ...)




いつになくうじうじと考えるレナに、集中していないと分かったのかなんなのか。


「い..っ」


唇を離すと、顎に指を添え上を向かし、強く首筋に吸い付きながら手首をぎゅっと握った。




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