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きみに鎖を
第3章 ーーー
「ーーーっあぅ...あ....はっ...」
「気持ちよさそうにイケたな?」
「腰っ....うごかすから...」
それに、なんだか今日はいつもと違うの。
いつもより、優しい?気がする....と訝しげに自分を見つめてくるレナに男は優しく深いキスを落とす。
「...舌絡めろ....」
ほら、やっぱり。
わたしが自分のものになったから、気分がいいのかもしれない。
熱い舌が思考ごと絡めとっていく。やがてするすると肌を滑りだした大きな手に、再び身体が熱を帯びる。
「もう、だめ....」
「だめ?こんなに乳首立ってるのに?」
「...ん...だめ、...」
けれども契約は衣食住のため。多少の抵抗は許してもらいたい。
なんてったって、当たり前だが、心は固く閉ざされているのだからーーー...
もう抱かれないようにと目をつむる。男に抱かれ疲れた身体は意識しなくても勝手に眠りに落ちていった。