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きみに鎖を
第4章 ーーーー
終始、無言。
今までにない無の表情で寝室に向かうレナをユウトは慌てて追いかけた。やりすぎた、と顔をひそめ、モソモソと布団に潜るレナにのしかかり頭に口づける。ご機嫌伺いのようなキスの合間に、男は手を伸ばして布団をめくった。
そしてレナを仰向けに転がし、出てきた顔の至るところに唇を落とす。
「.......。....今日もするの」
「あぁ....いや、.....」
したいけど、と言外に匂わす男に、レナは内心大きくため息を吐き、まあ契約だしな、と思い、そして、心のシャッターをガシャン!と締め切った。
「....そう」
好きにすればいい。どうせ、わたしに人権なんてものはないのだ。