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ある日弟が
第1章 1.

一緒になりたいと思っている人がいる・・・・だと・・・!?
動揺のあまり、思わず手に持っていたコーヒーカップを落とした。
ちなみに結婚祝いでいただいた我が家に於いて一番高級なウエッジウッドのヤツだ。
しかし今はウエッジウッドなんかに構っている暇なんかない。
旦那が「オウフ、なにしてんねん」などと言って破片を片付けているあいだ私はちっさい脳ミソをフル回転させて考えた。
彼の人生に於いて一度も友達という関係の人間がいたためしがないことは周知の事実だ。
確か彼のケータイ(スマホですらない)には、父・母・私・私の旦那・職場・かかりつけの耳鼻科の番号しか登録されていないはずだ。
動揺のあまり、思わず手に持っていたコーヒーカップを落とした。
ちなみに結婚祝いでいただいた我が家に於いて一番高級なウエッジウッドのヤツだ。
しかし今はウエッジウッドなんかに構っている暇なんかない。
旦那が「オウフ、なにしてんねん」などと言って破片を片付けているあいだ私はちっさい脳ミソをフル回転させて考えた。
彼の人生に於いて一度も友達という関係の人間がいたためしがないことは周知の事実だ。
確か彼のケータイ(スマホですらない)には、父・母・私・私の旦那・職場・かかりつけの耳鼻科の番号しか登録されていないはずだ。

