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ある日弟が
第1章 1.
 かくしてメイドイン達也のガトーショコラは几帳面なデブである旦那の手によって几帳面に切り分けられ、人様の前にお出ししてもギリセーフだと思われるリサイクルショップで新古品として購入した和風の梅柄の皿に乗せられ、我々の前に差し出された。

 
 “人見知りしない”ということが人生の最大の武器である旦那は達也に、


「い、いやぁ、すごいっすねぇー!こんなの焼けるとかマジプロってますよね!うちの嫁とか料理下手でマジやばいんすよ!昨日の晩メシなんて、ご飯とサバの塩焼きだけでしたからね!アハハ!」


 などと言って、なんとかして場を和ませようとしている。
 正確にはソレは私の料理が下手なのでなく、お前がロクに残業もしないせいで家計がピンチ♡だからである。
 ファッキンクソデブ・・・!と旦那に殺意を抱いている間にも、教育の行き届いていない娘がガトーショコラを鷲掴みにして口に運び、無駄にデッカイ声で「にがっ!おいちくなーい!」と、普段なカタコトの幼児語のくせになぜかやたらネイティブな発音で叫び、達也の顔から更に笑顔を奪っている。




 なんなんだ、このガチな地獄絵図は・・・・!?



 私が途方に暮れているあいだにも、諸悪の根源である一人は呑気にガトーショコラの角をフォークで崩し、無言で口に運んでいる。



 達也は一人の一体ドコに惚れたのだろう・・・・。



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