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ある日弟が
第1章 1.
 中学3年生の時、三者面談にて担任に、

「一人くんは学力は平均より上ですが、行動があまりにも予測不能すぎるので普通科の高校より自由な校風の私立か、またはフリースクールや通信制高校に進学させたほうがいいと思います」

 などという決定的にバカげた烙印を押され、私たち家族はもはやグウの音も出なかった。

 詳しく聞けば弟は「一人(カズト)」という名前に似合って、とでもいうのか、教室では3年間ぼっちだったそうだ。
 からかってくる奴がいれば牛乳制裁。
 小突かれたりでもすればいきなり相手を抱きしめ「お前も色々辛いんだよな」などと耳元で囁いたりしたそうで、違う意味でクラスでは驚異的な存在を貫いていたらしい。


 暴走族に所属するとか、授業中立ち歩いたり騒いだりするとか、染髪喫煙暴力等のわかりやすい非行があるわけでもないのに、思想と行動が予測不能という、ある意味普遍的な不良よりもタチの悪いニュータイプの不良として彼は私たち家族を散々悩ませたわけである。
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