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ある日弟が
第1章 1.

KBSあたりで定期的に朝に再放送されているフランダースの犬最終回ではオチをわかっているくせに毎回バスタオルを握りしめて号泣するような子なので、恐らく根は悪い子ではないのだが、学校社会で生きていくための普遍的基準を満たせていないことは事実だったので、彼は担任の勧め通り、実家近くの通信制高校に進学した。
高校生活はまぁ、普通にやっていたと思う。
というか、私たち家族が一人に対して感じる「普通」の基準が一般的基準からズレていただけかも知れないが、クラスメイトを抱きしめることも牛乳噴射することもなくごく普通に高校生活をエンジョイした様子で3年間で卒業。
高校生活はまぁ、普通にやっていたと思う。
というか、私たち家族が一人に対して感じる「普通」の基準が一般的基準からズレていただけかも知れないが、クラスメイトを抱きしめることも牛乳噴射することもなくごく普通に高校生活をエンジョイした様子で3年間で卒業。

