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君に恋していいかな?
第1章 合コン
会社で髪を下ろし
化粧ばっちし
端から見たら全くわからない

友達さえ、今でこそわかっているけど、初めて見たときひいてしまった

向こうから部長がやって来た

「鮫島部長…お疲れ様です」

「おーお疲れ様、鹿野倉」
ぱっと顔上げ
鹿野倉?いや~あんなケバい化粧はしてなかった筈、声が鹿野倉だった

「部長…今日は合コン行かないんですか?さおり行きましたよ…何でも彼氏見つけると意気込んで…」

「さっきのケバい化粧が鹿野倉?」

「愛の力は…違うわ」

「何か勘違いしてないか?愛だの恋だの、私はただ部下の行く末を心配している親心」

「その親心が抱きついたり、キス迫る、ただのスケベオヤジそのもの」

「そうよ…部長認めなさい」

「認めるも認めないは…違う、部下の為…」

「あぁ…時間の無駄だ
私達も行きましょう」

友達も行ってしまい

部長
恋?
この鮫島壮介が?


「おーい鮫島…」

「何だ?」

「お前の部下の鹿野倉
凄いケバい化粧だったが今日の合コン面白いと思う、行ってみよう」

「私は残業…鹿野倉なんてただの部下でしかない」

「酔うとお前、さおり さおりって五月蝿いのは何故だ?40過ぎの男が…10も下の女性に…」

「う うるさい」

「俺達行ってくるわ、じゃあな~」
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