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Love adventure
第19章 智也の激情②
「ああ……智……智也っ……ダメっ……!こんなの……ダメだってば!」
ほなみは、快感に泣き叫びながら、西本祐樹の顔の輪郭、そして瞳の色を思い出していた。
(西君……西君っ……!私……っ……私は……貴方が好き……なのに……なのに……)
智也は、後ろから乳房をつかみ、揉みながら更に激しく腰を動かした。
「ああっ……と、智也っ……っな、何で……っ今まで……こんな風に……んっ!ああっ……した事なかった……くせにっ……あああ――っ」
ほなみは、揺さぶられながら壁に手を突き叫んだ。
智也は動きを少し緩やかにすると、ほなみの首筋に唇を押し当てた。
「ずっと自分を抑えてたんだ……」
「……っ?」
智也は後ろから包み込むように抱き締めて、動きを止めた。
思いもかけず心地良く、ほなみは戸惑う。
「ずっと……ずっと……ほなみが欲しかった……小さな頃から」
夫の声が微かに震えている。
胸がキュッと締め付けられ、ほなみは困惑した。
「本気で欲しがったら怖がられる……そう思ってたんだ……」
「!?」
「吉岡に……お前が泣いてたって聞いたら……我慢できなくなった……」
「!!」
――あの記念日の時の事だ。
(……そう、私は確かに泣いた。本気で悲しくて泣いた……けれど今の気持ちは違う。智也の事は決して嫌いではない。
小さな頃から一緒に時間を過ごしてきて、それなりに思い出や愛情もある。
けれど……私は。
突然恋に堕ちてしまったのだ。
憧れの化身の様な西君が現れ、私の全ては彼にさらわれてしまった。
智也が今抱いているのは私じゃない。
抜け殻に過ぎないのに……)
ほなみは、快感に泣き叫びながら、西本祐樹の顔の輪郭、そして瞳の色を思い出していた。
(西君……西君っ……!私……っ……私は……貴方が好き……なのに……なのに……)
智也は、後ろから乳房をつかみ、揉みながら更に激しく腰を動かした。
「ああっ……と、智也っ……っな、何で……っ今まで……こんな風に……んっ!ああっ……した事なかった……くせにっ……あああ――っ」
ほなみは、揺さぶられながら壁に手を突き叫んだ。
智也は動きを少し緩やかにすると、ほなみの首筋に唇を押し当てた。
「ずっと自分を抑えてたんだ……」
「……っ?」
智也は後ろから包み込むように抱き締めて、動きを止めた。
思いもかけず心地良く、ほなみは戸惑う。
「ずっと……ずっと……ほなみが欲しかった……小さな頃から」
夫の声が微かに震えている。
胸がキュッと締め付けられ、ほなみは困惑した。
「本気で欲しがったら怖がられる……そう思ってたんだ……」
「!?」
「吉岡に……お前が泣いてたって聞いたら……我慢できなくなった……」
「!!」
――あの記念日の時の事だ。
(……そう、私は確かに泣いた。本気で悲しくて泣いた……けれど今の気持ちは違う。智也の事は決して嫌いではない。
小さな頃から一緒に時間を過ごしてきて、それなりに思い出や愛情もある。
けれど……私は。
突然恋に堕ちてしまったのだ。
憧れの化身の様な西君が現れ、私の全ては彼にさらわれてしまった。
智也が今抱いているのは私じゃない。
抜け殻に過ぎないのに……)