この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Love adventure
第20章 智也の激情③

「……智也」
「ん?」
「いつから私を好きだったの?」
「小さな頃からだって、さっき言ったぞ」
「……全然そんな風に見えなかったけど……」

 智也は、グラスの中の黄金色の液体を優雅に廻し、白ワインの薫りを堪能しながら、小さく笑った。

「……俺が小さな頃から考えたり、やっていた色んな事を知ったら、お前は引くだろうな……」
「……?」
「いや、何でもない」
「気になるよ……」

 智也はグラスをテーブルに置いて、捕えどころのない微笑を向けた。
 こういう表情は、彼の『いつもの顔』だ。

「――着たところを見たい」
「うん……少し……向こうを向いてて?」

 ほなみは、毛布をつかむ指に力を込めるが、彼は瞳を妖しく輝かせながら隣に腰かけ、耳元で囁いた。

「恥ずかしがる事ないじゃないか……」
「……だって」

 ほなみは刺すような視線から目を逸らし、身体を隠したままワンピースを握りしめた。




/814ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ