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Love adventure
第31章 初恋ーー口づけ
俺は、腑抜けで意気地無しだ。
ほなみの代わりなど、誰も出来ないのに。
他の女の子を抱き、身体の快感を得たとしても、心はどんどん渇いていくだけなのに。
俺が欲しいのは、ほなみだけなんだ。
だったら、さっさと彼女に思いを告げて、何もかも自分の物にしてしまえばいいのに――
俺は、ほなみに拒否されるのが怖くて、二の足を踏んでいるだけなのではないだろうか――
隣のクラスの、学年のマドンナの女子とベッドにいるとき、不覚にもほなみの名前を呼んでしまった事があった。
夢中になっていたマドンナも、俺の愛情が無い事に気付き、俺を散々責めて泣いて、気が済むとさっさと他の男に乗り換えた。
女は実に逞しい。
俺には真似が出来そうにない変わり身の早さだ。
彼女達に泣かれても俺は狼狽する事はなかった。
醒めた目で見ていただけだった。
何も心が動かないからーー
ほなみの代わりなど、誰も出来ないのに。
他の女の子を抱き、身体の快感を得たとしても、心はどんどん渇いていくだけなのに。
俺が欲しいのは、ほなみだけなんだ。
だったら、さっさと彼女に思いを告げて、何もかも自分の物にしてしまえばいいのに――
俺は、ほなみに拒否されるのが怖くて、二の足を踏んでいるだけなのではないだろうか――
隣のクラスの、学年のマドンナの女子とベッドにいるとき、不覚にもほなみの名前を呼んでしまった事があった。
夢中になっていたマドンナも、俺の愛情が無い事に気付き、俺を散々責めて泣いて、気が済むとさっさと他の男に乗り換えた。
女は実に逞しい。
俺には真似が出来そうにない変わり身の早さだ。
彼女達に泣かれても俺は狼狽する事はなかった。
醒めた目で見ていただけだった。
何も心が動かないからーー