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Love adventure
第38章 星の瞬きよりも ①
あぐりは、怠そうに髪をガシャガシャ手で弄りながら、寝室へ戻って行った。
ほなみは彼女の後ろ姿を見送りながら、心配する。
「大丈夫かな……?なんかこっちに来てから元気が無いし……」
「俺はほなみが来てから元気一杯だよ?」
「きゃっ」
西本が甘える様に胸に顔を埋め、その姿勢のまま頭をフルフル振って、ほなみは擽ったさに身悶えた。
「もうっ……西君ったら」
不意に、ギュッと力を込めて抱き締められて囁かれる。
「今夜は……初めてのデートだね?」
デート、というカジュアルで素敵な響きにときめいた。
「う、うん……何着てこうかな……ライブの時はいつもあぐりがコーディネートしてくれたけど……今日は自分で何とかしなくちゃ……」
「何でも可愛いよ。ほなみは」
……ドキン。
膝を突いて、立ったほなみの身体を抱き締め、彼は上目遣いで見つめて来る。
恥ずかしくて目を逸らしたくなったその時、西本はスクッと立ち上がると、ほなみをソファに押し倒した。
ほなみは彼女の後ろ姿を見送りながら、心配する。
「大丈夫かな……?なんかこっちに来てから元気が無いし……」
「俺はほなみが来てから元気一杯だよ?」
「きゃっ」
西本が甘える様に胸に顔を埋め、その姿勢のまま頭をフルフル振って、ほなみは擽ったさに身悶えた。
「もうっ……西君ったら」
不意に、ギュッと力を込めて抱き締められて囁かれる。
「今夜は……初めてのデートだね?」
デート、というカジュアルで素敵な響きにときめいた。
「う、うん……何着てこうかな……ライブの時はいつもあぐりがコーディネートしてくれたけど……今日は自分で何とかしなくちゃ……」
「何でも可愛いよ。ほなみは」
……ドキン。
膝を突いて、立ったほなみの身体を抱き締め、彼は上目遣いで見つめて来る。
恥ずかしくて目を逸らしたくなったその時、西本はスクッと立ち上がると、ほなみをソファに押し倒した。