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Love adventure
第38章 星の瞬きよりも ①
「綾波――!話はいいけど手え出したらコロスからな――っ!」
西本はほなみを抱き締めたまま寝室に向かって叫んだ。
「もう……西君ってば」
独占欲を隠す事なく素直に表す彼に、たまらないいとおしさが込み上げて、頬が緩んでしまう。
「早く行って、早く済ませておいで!」
彼は、ほなみの頭をポン、と軽く叩き笑う。
「う、うん」
ほなみが寝室のドアをノックして中へ入ると、綾波はピアノの前に座っていた。
その姿が西本祐樹とダブって見えて、ほなみは目を擦る。
「……どうした」
「な、なんでもないです」
「で、どうだ祐樹の様子は」
「朝ちゃんと起きてご飯も食べる様になりましたし……夜も眠れています」
「……夜寝る暇があるのか?」
綾波が、意味ありげにくつくつと笑うと、ボンッとほなみの頬が熱くなる。
「え、えっと……」
「祐樹と話した事、した事を全部報告の約束だぞ」
「……!」
「眠る前に何を話す?何をする?」
「……今、曲を作ったりしてます……一緒に歌詞を考えたり、西君が作ったのを私が聴いて、ふたりで手直ししたりとか……そうしていると真夜中になってしまって……」
「そのまま眠るのか?」
「……」
「毎晩抱かれてるんだろう?」
「――っ」
綾波は立ち上がると、ほなみに向かって近付いて来る。
危険を感じ、ほなみは後ずさるが、よろめいてベッドに倒れてしまう。そこに綾波が被さった。
「――!!」
悲鳴をあげようとするが大きな手で口を塞がれた。
西本はほなみを抱き締めたまま寝室に向かって叫んだ。
「もう……西君ってば」
独占欲を隠す事なく素直に表す彼に、たまらないいとおしさが込み上げて、頬が緩んでしまう。
「早く行って、早く済ませておいで!」
彼は、ほなみの頭をポン、と軽く叩き笑う。
「う、うん」
ほなみが寝室のドアをノックして中へ入ると、綾波はピアノの前に座っていた。
その姿が西本祐樹とダブって見えて、ほなみは目を擦る。
「……どうした」
「な、なんでもないです」
「で、どうだ祐樹の様子は」
「朝ちゃんと起きてご飯も食べる様になりましたし……夜も眠れています」
「……夜寝る暇があるのか?」
綾波が、意味ありげにくつくつと笑うと、ボンッとほなみの頬が熱くなる。
「え、えっと……」
「祐樹と話した事、した事を全部報告の約束だぞ」
「……!」
「眠る前に何を話す?何をする?」
「……今、曲を作ったりしてます……一緒に歌詞を考えたり、西君が作ったのを私が聴いて、ふたりで手直ししたりとか……そうしていると真夜中になってしまって……」
「そのまま眠るのか?」
「……」
「毎晩抱かれてるんだろう?」
「――っ」
綾波は立ち上がると、ほなみに向かって近付いて来る。
危険を感じ、ほなみは後ずさるが、よろめいてベッドに倒れてしまう。そこに綾波が被さった。
「――!!」
悲鳴をあげようとするが大きな手で口を塞がれた。