この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Love adventure
第40章 星の瞬きよりも ③
 ステージが再び明るい光で照らされた。
 稲川がギターを持って登場すると、再び会場は狂喜に包まれる。

「アンコールありがとう!」

 稲川は、ステージ中央の椅子に座り、観客の拍手が止むのを待ち、ゆったりと話し出した。

「とても楽しい時間でした……また何処かでお会いしましょう!
 ……突然ですが今日は特別なゲストが来ています」

 会場がザワつく。

「俺の事務所の後輩の……『クレッシェンド』の西本祐樹――!!」

 突然、スポットライトが客席の西本をとらえて、驚きの大歓声に包まれる。
 当の西本は眩しそうに目を細め舌打ちした。

「……いきなりかよ。やってくれるな……稲川さんよ……」
「西君……」

 オロオロするほなみに彼はウインクすると、軽々とした足取りでステージに向かって走っていった。
 客の手が次々と差し出され、彼が軽くタッチしながら笑顔を振り撒くと、黄色い悲鳴があちこちで起こった。

(callingのライブ以来、人前で歌っていないのに――西君……!)

 胸の前でギュッと手を握り締めて見守るしか、ほなみには出来ない。





/814ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ