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Love adventure
第42章 Love meeting ②
強く握られた彼の拳の熱さに、強烈な激情を感じた。
ほなみは、その拳に自分の手をそっと添える。
「楽器を弾く大事な手で……人を殴ったりしないで……」
彼は向き直り、ほなみを壁に押し付けて鋭い声で詰問した。
「奴を庇うのか?」
「……そんなんじゃ」
綾波との事を思い出した時、僅かに頬を赤らめたのを西本に見られているのだ。
彼の目が嫉妬の色に染まる。
「俺はほなみを誰にも渡したくない」
「――!」
「誰にも触れさせない!綾波にも三広にも!」
「……三広君?何故?」
「あいつの目を見れば解る。ほなみを邪な思いで見ている事ぐらい!」
「何を言ってるの?」
「奴もついでに殴ってやる」
ドアノブを回し、出ていこうとする彼を、ほなみは必死に止めた。
「駄目……やめなさい!」
パアン!
思わず彼の頬を打ったほなみの手は電流に触れたかのように痺れている。
西本は無言で彼女の肩を押して、ベッドに倒した。
ほなみは後ずさるが、西本はギラギラした目で彼女を見つめながら服を脱ぎ始めた。
ほなみは、その拳に自分の手をそっと添える。
「楽器を弾く大事な手で……人を殴ったりしないで……」
彼は向き直り、ほなみを壁に押し付けて鋭い声で詰問した。
「奴を庇うのか?」
「……そんなんじゃ」
綾波との事を思い出した時、僅かに頬を赤らめたのを西本に見られているのだ。
彼の目が嫉妬の色に染まる。
「俺はほなみを誰にも渡したくない」
「――!」
「誰にも触れさせない!綾波にも三広にも!」
「……三広君?何故?」
「あいつの目を見れば解る。ほなみを邪な思いで見ている事ぐらい!」
「何を言ってるの?」
「奴もついでに殴ってやる」
ドアノブを回し、出ていこうとする彼を、ほなみは必死に止めた。
「駄目……やめなさい!」
パアン!
思わず彼の頬を打ったほなみの手は電流に触れたかのように痺れている。
西本は無言で彼女の肩を押して、ベッドに倒した。
ほなみは後ずさるが、西本はギラギラした目で彼女を見つめながら服を脱ぎ始めた。