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Love adventure
第43章 Love meeting ③
「祐樹も、すっかり元気になって結構な事だ」
綾波は目を細め満足そうにうなずいている。
三広は、鼻をティッシュで押さえながら、複雑な表情を浮かべていた。
「何だ三広。祐樹にほなみを取られて面白くないのか?」
綾波のからかいに、三広は目を剥く。
「そ、そそそ……そんなんじゃないっ!ほなみちゃんに来てもらって祐樹も立ち直ったからいいだよ……でも、これから、どうするの?綾ちゃん……」
皆が一斉にフラペチーノを啜る綾波を見た。
「……どうするも何も、復活に向けてバンドのスケジュールは目白押しだぞ。お前達もウダウダ悩む暇など無いからな?」
「ウダウダ……て」
三広は絶句する。
「俺達が心配してるのはほなみちゃんだよ。写真を撮られてるし、もし旦那さんに見つかったら……」
亮介は、らしからぬ真剣な口調だった。
「私さあ、智也とは小学校からの付き合いだけど……未だに奴の事が掴めないんだよね」
ソファに深く身を沈めるあぐりに、皆注目した。
「実は、あのふたりが結婚する時、ほなみを監視してくれ、みたいな事を頼まれたんだ」
「監視って……」
亮介が顔色を変える。
綾波は目を細め満足そうにうなずいている。
三広は、鼻をティッシュで押さえながら、複雑な表情を浮かべていた。
「何だ三広。祐樹にほなみを取られて面白くないのか?」
綾波のからかいに、三広は目を剥く。
「そ、そそそ……そんなんじゃないっ!ほなみちゃんに来てもらって祐樹も立ち直ったからいいだよ……でも、これから、どうするの?綾ちゃん……」
皆が一斉にフラペチーノを啜る綾波を見た。
「……どうするも何も、復活に向けてバンドのスケジュールは目白押しだぞ。お前達もウダウダ悩む暇など無いからな?」
「ウダウダ……て」
三広は絶句する。
「俺達が心配してるのはほなみちゃんだよ。写真を撮られてるし、もし旦那さんに見つかったら……」
亮介は、らしからぬ真剣な口調だった。
「私さあ、智也とは小学校からの付き合いだけど……未だに奴の事が掴めないんだよね」
ソファに深く身を沈めるあぐりに、皆注目した。
「実は、あのふたりが結婚する時、ほなみを監視してくれ、みたいな事を頼まれたんだ」
「監視って……」
亮介が顔色を変える。